スクコレコスト論【楽曲編】
前回記事にしたコスト論の楽曲編です。
前回記事を読んでいることを前提で書いていきますので、読んでない方はそちらをご覧ください。
まず、『コスト論』とか言っておきながら楽曲カードにはコストがないのだが()
基準となるスコアからピースが多いか少ないかで判断していく。
1コスト≒1ピースなのだから、ピースが多ければコスト増えた分の効果などがある、という感覚だ。
◾️バニラ曲
というわけで基準になるのはスキルを持たないバニラ曲である。
ここでは基本的な2〜4点の曲を例に挙げる。
- 4ピース2点
- 7ピース3点
- 9ピース4点
通常スコアの場合2点曲は【211】の形しか無いが、3点には【322】以外にも【421】、4点曲は【333】、【432】のパターンがある。デッキによって使い分けよう。
バニラ曲は効果が無いから弱いのでは?と思いがちだが特にそういうことはなく、低めのスコアに設定されているので条件に左右されず安定して《ライブ》できるのが強み。
スキルを持っていてもデッキと噛み合わなければ意味がないので、迷ったらデッキ内のピースに合わせたバニラ曲を入れて、そこから回して調整していってもいいだろう。
なお、バニラの共通スコア曲は通常スコアに比べて1〜2ほどスコアが高くなっている。
- 共通5ピース2点
- 共通8ピース3点
- 共通11ピース4点
こちらは少し重くなりがち(特に11ピース4点)なのであまり採用されることはない。
ピース調整のしづらい2点曲枠で使われるかな?程度。
◾️スキル持ち楽曲
スキル持ち楽曲はたくさんあるが、大きく分けて次のパターンがある。
- スコアが高い分、様々な効果を持つ楽曲
- 条件が指定されており、満たせばスコアが低くなる曲
- 効果を持ちスコアは基準以下だが、デメリットのある曲
- 基準のスコアだが効果が参加者全員に及ぶ曲
大半の楽曲カードは上2つなので、これらをメインに紹介・解説していくことにする。
■1. スコアが高い分、様々な効果を持つ楽曲
バニラ曲より必要なピースが多いがSRやHRが持っているようなスキルを使うことができる。
このタイプの楽曲カードを採用するメリットは、デッキのコストに関わらず欲しい効果を組み込める点である。
(例:ドロー効果を持つカードがデッキに不足しているため、ドロー効果を持つ楽曲カードをセットリストに組み込む)
弱点を補ったり長所を伸ばしたり、デッキの幅が広がる効果。
◾️Oh,Love&Peace!
◾️Step! ZERO to ONE
【ライブ成功時】カードを2枚引く。
スキルは至って単純、【ライブ成功時】に2枚ドローすることができる。
1ピース増えただけで2枚ドローなので、コスト論の見方をすればパフォーマンスに優れている。
もちろん、スコアが高いということはその分遅れも出る。増やした手札で遅れを取り戻せるよう、コンボを決めるようにしたい。
純粋に使いやすいカードなので、楽曲カードの中でも特に高騰しているカードである。
◾️未来の僕らは知ってるよ(8弾)
【ライブ成功時】これがあなたの最初の《ライブ》なら、カードを3枚引く。そうでないなら、カードを2枚引く。
こちらも基準より1ピース多く必要な、ドロースキルを持つカード。
最初の《ライブ》なら3枚ドローという非常に高いコストパフォーマンスを誇る。
2曲目以降でも2枚ドローなので、見る分にはさほど悪くない。
しかし、ドロー効果は安定した動きをするために、早めに使って補充したいもの。
その点では、ドローするためにまず8ピース集めなければならないため、多少矛盾していると言える。
少ないピースでドローできるゼロワン、ラブピの方がその点では優れている。
また、2曲目以降に8ピース使って《ライブ》をした場合、既にそれなりにデッキを掘り進めているパターンも少なくない。
必要なカードが揃っているのにドローのためにピースを使うのはロスに繋がってしまう。
比較のためにデメリットを上げたが、別に弱くはない、むしろ強い部類のカードなので採用する場合は最初の《ライブ》に使うことを前提にデッキを組もう。
◾️MIRAI TICKET(5弾)
【ライブ成功時】この《ライブ》に参加している全員が「Aqours」のメンバーなら、もう1回ターンを行う。
基準+2ピースに加え条件を満たせば、エクストラターンを得ることができる。
条件は参加メンバーがAqoursというだけなので、単デッキでもユニットでも箱でも、様々なデッキに採用できる。
エクストラターンでできることは多く、さらに展開をしたり、既に十分ステージにメンバーがいるなら続けて《ライブ》してそのままあがる……なんてことも可能。
さらにミラチケはアクリルキーホルダーセットで専用のサポートカードまで登場している。こちらと組み合わせても強い。
無駄なく《ライブ》するためにも、デッキにはある程度オールピース持ちのメンバーを組んでおくのがオススメ。
割と雑に使っても強いカードだが、広い択が取れるためプレイヤーの差が出る一枚とも言えるだろう。
◾️Music S.T.A.R.T!!/LOVELESS WORLD
◾️HAPPY PARTY TRAIN(7弾)
【ライブ成功時】この《ライブ》に参加している、ライブ衣装が「Music S.T.A.R.T!!」の名前が異なるメンバー3人につき、もう1回ターンを行う。
【ライブ成功時】この《ライブ》に参加している、ライブ衣装が「HAPPY PARTY TRAIN」の名前が異なるメンバー3人につき、もう1回ターンを行う。
こちらもエクストラターン系カード。条件は対応するライブ衣装のメンバーを3人単位で揃えること。
基本的にバニラを揃えていくことになる。
ミラチケと比べるとデッキ構成を専用のものにする必要はあるが、基準+1ピースで得ることができるのでパフォーマンスに優れる。
バニラを出すスキルを持つメンバーを組み込んでおけば条件も比較的達成しやすい。
また、6人12ピースで2ターン得るムーブは選択肢として十分アリである。
過剰4ピースは2ターンあれば十分すぎるほど取り戻すことが可能である。
3ターン?その過剰ピースでライブしろや
◾️僕らのLIVE 君とのLIFE(スクフェス感謝祭2018パック)
【ライブ成功時】あなたのセットリストにある裏向きのカード1枚を表向きにする。
【ライブ成功時】にセトリを追加でめくれるカード。
何か軸となる楽曲カードがある場合、この曲を《ライブ》することで事故をかなり抑えることができる。
セトリ関係のスキルは主に真姫や梨子が持っているが、他の楽曲カードと同じように、メンバーやデッキに左右されず効果を使うことができるのが強み。
◾️ジングルベルがとまらない
【ライブ成功時】この《ライブ》に参加している中で、カードが1番少ないメンバー1人を選び、それと同じ名前の、【☆】を持たないメンバーを2人まで手札から《登場》してよい。
【ライブ成功時】手札からバニラを2枚まで出すことができる。
どちらかといえばこの曲は実質8ピース4点の曲として見ることが多い。性質的には次に紹介するスコアの低くなる曲に近い。
共通ピースであること、発動条件にメンバーやグループの縛りはないので入れられるデッキは幅広い。
ただし、同じ名前のメンバーを2枚まで出す、という条件なのでいろんなメンバーの混ざるデッキだと活かしづらい。
また、手札に無いと出せないので、それなりに手札が潤沢になるデッキである必要もある。
ポテンシャルのあるカードではあるが、組み込んで機能するかは吟味しよう。
これらのタイプの楽曲の弱点として、最後に《ライブ》する曲となった場合、ただスコアが高いだけの曲となることである。
例えばセトリのライブPを【223344】とした場合、3点曲をミラチケとみら僕にしていると、最後に3点曲を《ライブ》するパターンになった場合強みが全く無くなってしまう。
構築によってはカバーもできるが、基本的には同ライブP内をこのタイプの曲だけで組むのは避けよう。
◾️2. 条件が指定されており、満たせばスコアが低くなる曲
バニラ曲より低いスコア、または同じだが共通スコアで《ライブ》ができる楽曲がこれに当たる。
先程挙げたジングルベルのように実質8ピースとかではなく、条件さえ合えばいつでもピースが少なく《ライブ》ができる点が強みである。
デッキに入れたメンバーのスキルで十分なら基本的にこのタイプの曲を入れた方が安定感は増す。
◾️ダイスキだったらダイジョウブ!
【ライブ中】この《ライブ》に参加しているメンバーがちょうど3人なら、♪ライブP+1♪する。
参加メンバーが3人であれば、基準より1ピース少なく《ライブ》することができる。
各属性1ピースずつ必要なので、☆1の【RUSH】【LIVE】を参加させるのが基本。
3色きっちり揃えるパターンは難しいので、デッキにオール1個持ちのメンバーが多い時に採用するのがおすすめ。
◾️3+1点の3人曲
【ライブ中】この《ライブ》に参加している全員が「BiBi」のメンバー(「絵里」「真姫」「にこ」)で、3人全員がそろって参加しているなら、♪ライブP+1♪する。
【ライブ中】この《ライブ》に参加している全員が『1年生』で、名前が異なるメンバーが3人以上参加しているなら、♪ライブP+1♪する。
同学年3人、もしくはユニットメンバー指定の曲。
きっちり満たせば8ピースで4点得ることができ、アドバンテージが大きい。
ユニット、学年でデッキを組む際筆頭になるだろう。
なお、学年指定の曲は学年しか参照していないので、参加メンバーにμ’sとAqoursが混ざっていても構わない。
◾️Aqoursメンバーソロ曲
【ライブ参加時】あなたのステージにいるメンバーがすべて「千歌」で、あなたの手札が1枚以上あるなら、共通スコアが4減る。
【ライブ参加時】あなたのステージにいるメンバーがすべて「果南」で、あなたのステージに【LIVE】を持つメンバーがいるなら、共通スコアが4減る。
こちらも8ピース4点となる楽曲。
ステージがメンバー縛りかつさらに追加の条件はあるが、その条件がクッソ緩いためほとんど気にすることなく8ピースで《ライブ》をすることになる。インフレってこわい
特にちかなんは個人的にぶっちぎりで緩いと思う。
μ'sにもソロ曲ほしいね。
■ユメ語るよりユメ歌おう(4弾)
【ライブ参加時】あなたのライブ中の楽曲カード1枚につき、共通スコアが1減る。(この楽曲カードは枚数に含めない。)
《ライブ》中の楽曲が増えるほど、共通スコアが減っていくカード。
条件が《ライブ》中の曲を参照するだけなので、どんなデッキにも採用できる汎用性に優れた一曲。
基本的に共通7ピース、低ライブ型なら6ピースで《ライブ》することが狙える強力なフィニッシャー。
弱点としては初期セトリでめくれてしまうと、選択肢が狭まってしまうことである。
その汎用性からシングルカードでは相場がそこそこ高いカードなのだが、この曲はAqoursおためしカードセットPart2 に収録されている。
その他にも必要なカードがある程度揃うので、初心者はおためしセット2を買っておくのがおすすめ。
■3. 効果を持ちスコアは基準以下だが、デメリットのある曲
数は少ないが、ハイリスク・ハイリターンの曲がいくつか存在する。
◾️No brand girls/START:DASH!!
【ライブ成功時】次のあなたのターンを1回休む。
3ピースで2点得ることができるが、代償として次のターンを休まなければならない。
ただし最後に《ライブ》すれば1ターン休みは関係ないので、基本的にフィニッシャーとして優秀なカード。
どんなデッキにも入れられるが序盤からめくれていると選択肢が少なくなってしまうので、性質的にはユメユメに近い。
■空も心も晴れるから
【ライブ成功時】カードを2枚引く。次にターンを行うあいてはあなたのセットリストにある表向きの楽曲カード1枚を選び、あなたはそれを裏向きにする。(次の楽曲カードは【ライブ成功時】より先に表向きにする。)
標準スコアでありながら2枚ドローすることができる。
デメリットとして相手にセットリストを1枚裏向きにされてしまう。
セットリストをめくるスキルを併用してデメリットを打ち消していこう。
4弾梨子であれば、先に空も心も晴れるからの【ライブ成功時】スキルを使うことで、伏せられた曲を即座に表に直したり、問題なければ別のカードもめくれるなど相性が良い。
【ライブ参加時】あなたがすでに楽曲カードをライブ中なら、+【青】する。
【ライブ成功時】あなたのセットリストにある裏向きのカード1枚を表向きにする。
■4. 基準のスコアだが効果が参加者全員に及ぶ曲
こちらも数が少ないので、数枚紹介する。
場合によっては相手を有利にしてしまうパターンもあるので注意。
■Snow halation(2弾)
■G線上のシンデレラ
【ライブ中】全員の目標ライブPを+1する。(もともとの目標ライブPが9点なら、10点になる。)
スクコレの闇
ゲームの勝利点を増やすため、相手のプランを崩すことができる。
特に2点曲を《ライブ》している相手に効果的。
このカードを採用する場合は基本的に334なんでや!でライブができるように組もう。
なお、目標9点、現在6点のときに《ライブ》しても勝利にならず、あと1点必要になってしまう点に注意。
■夜空はなんでも知ってるの?
【ライブ中】あなたやあいてが《勧誘》によってカードを引くなら、カードを引く枚数の上限に+1する。(手札が4枚になるまでカードを引くなら、代わりに5枚になるまで引く。)
《勧誘》枚数に+1するカード。
この曲を《ライブ》しながら《勧誘》することはできないため、この効果を使えるのは相手からという点に注意。
相手の手札が少ないときに《ライブ》してしまうと、次のターンでアドバンテージを取られやすい点に注意。
相手が千歌単だったりしたらそれはもう悲惨
スキルで《勧誘》が行えるカードを入れておくと有利に動く事ができる。
相手にもよるが、できれば1曲目に《ライブ》したいカード。
さて・・・なんだかただのカード紹介記事みたいになってしまった。
スクコレは一人でもデッキが回るか試すことができるのが1つの特徴なので、セットリストは逐次入れ替えながら最適なものを選んでいくのも楽しみの一つである。
デッキと合わせて調整して、爆発力を求める、安定性を出すなど様々な方向性で面白いデッキを作ってみてほしい。
というわけで楽曲編はここまで。
みんなスクコレやろうぜ!(締めが雑)