ディレイ
Aqours3rdライブツアー福岡公演1日目、自分はお財布的な事情とかで「まぁ1日目はいっか」くらいの気持ちでスルーしていた。
しかしライブが終わってからセトリがやべぇとかMCがやべぇとかいろいろ流れてきてぐぬぬ、行けばよかった状態。
特に降幡さんが泣きじゃくってメンバー全員にお礼を言っていくとかもうこれ見たさだけに行きたい。
そんな中発表されたディレイビューイング。またとないチャンスだし行かない理由はなかった。
そして行ける範囲内では千葉で土曜日にやるみたいなので行ってきた。
そんなこんなでいつも通りライブ観て、声出して、涙流して、キセキヒカルでブチのめされたあとうなだれるように椅子に座ってAqoursコール出来なくなった状態。
気持ちを落ち着かせてAqoursコールをようやく始めようとしたとき、自分の身体の違和感に気づく。
「やばい、輝きが溢れ出そう―――」
うーん、このタイミングで席を立つのか?もう少しで始まるのでは……あとでもっと大事なシーンで立たなければならなくなるよりはマシ。
うーんでもホップ・ステップ・ワーイ!観たいぞ。まだ1回しか観たことないし……
今までビューイング含めてライブ中に席立ったことないし、だいぶ迷ってた。ライブ前にもちゃんと行ったのに……
ディレイビューイングだからって俺の輝きはディレイしなくていいんだよ。もしくはライブ全部終わるまでディレイしてくれ。
って考えてたら始まっちゃった。まぁ我慢できそうだしなんとかなるやろ!
そうでもなかった。
ホップ・ステップ・ワーイ!で振りコピしてたらなんか輝きがどんどん増してくるので、次第に身体がくねってきて振りするのがつらい。
勇気はどこに?君の胸に!の合唱もボロボロ泣きながらしてるんだけど、意識の半分くらいは輝きが溢れ出ないように止めるために使っている。
上からの輝きは別に良いんだけど、下からの輝きを他人に見せるのは流石にまずい。こころは輝いてるのかもしれないけど、こんなところで輝きのWセンターなんか披露してしまったら、これでマルの人生はおしまい。
そんなこんなでMC突入。いつ来るかが分からないのでもう席を立てない。とにかくひたすら耐えてただけような気がする。
そして降幡さんの挨拶を聴いた。何だあれ、あんなの見せられたら泣くやろ。泣いた。決壊した。
でもそんな中で輝きのダムも決壊しそうだった。つらい、何でこんな思いをしなければならないのだ。
もちろん全員分ちゃんと見たかったのだけど……仕方ない。限界だった。人生DROPOUT!?したり人間関係コワレヤスキになるよりはよっぽどマシ……俺は泣きながら席を立って、小宮さんの挨拶を背に出入り口に向かった。通路に近い席でよかった。大切なのはSELF CONTROL。
劇場を出る。開演前に行ってて良かった、場所は把握できている、慎重かつすばやく、小走りで向かった。
男子トイレ。
俺は感傷に浸りながら、涙を流し、溜まりに溜まった全ての輝きを放出した。
清々しかった。この瞬間、俺は世界で一番幸せな笑顔していたかもしれない。
帰って来ると小宮さんの挨拶は終わってて、きんちゃんだった。んー、惜しい。惜しいけど気分は良いし、危機を脱出したあとなので何事もなく楽しめる。
WONDERFUL STORIESの振りコピも楽しい。人間、余裕を持つことは素晴らしいことなのだ。
以上、準備万全のはずでも事故は起こるので如何に最小限に食い止めるか、早めの決断が大事という話でした。
多分俺も天邪鬼だからこんな記事書いてしまうんだと思います。
だからここでお礼を言います。
素晴らしいライブを、ありがとう。
りおす